動画の参考イメージはどう伝える?参考動画の選び方と要望の整理

2026/9/16 01:03

「こんな雰囲気の動画にしたい」と参考動画を送っても、注目している場面まで相手に伝わるとは限りません。依頼する側は商品の見せ方を気に入っていても、制作側は音楽や色合いを参考にするものと受け取ることがあります。

広島で映像制作や動画撮影を依頼する企業・店舗の担当者に向けて、制作前に参考イメージを整理する方法を紹介します。参考動画のURLに「どの場面の、何を、なぜ参考にしたいか」を添えると、打ち合わせの出発点をそろえやすくなります。

参考動画を探す前に、伝えたいことを一文にする

まず、完成した動画を誰に見せ、何を理解してもらいたいかを書き出します。「格好いい動画を作る」だけでは、候補を絞る基準が定まりません。

例えば、商品紹介なら「初めて商品を見る人に、日常で使う場面と手触りが伝わる動画」、会社紹介なら「応募を検討する人に、先輩社員の仕事と周囲との関わりが分かる動画」といった書き方が考えられます。

掲載先も一緒に整理しましょう。同じ商品でも、Webサイトで説明する動画とSNS投稿用の動画では、参考にしたい構成が変わります。用途を分ける考え方は、商品PVとSNS動画の構成・納品の整理でも紹介しています。

参考動画は「全体」と「部分」に分けて選ぶ

探し始めると候補が増えがちですが、まずは全体の方向性を説明する一本を選び、足りない要素だけ別の動画で補う方法がおすすめです。必ず同じ業種から選ぶ必要はありません。異なる業種の映像でも、手元の見せ方や説明の順序が参考になる場合があります。

全体の方向性を示す動画

落ち着いた印象か、軽快な印象か。説明を中心にするか、映像から感じてもらうか。全体を通して近いものを選び、「この動画のように、人物の話を軸に進めたい」など一文を添えます。

「全体の印象は近いが、出演人数や撮影場所を同じにしたいわけではない」という条件も書いておくと、参考にする範囲が明確になります。

特定の表現だけを参考にする動画

細部の希望は、動画名やURLに加えて時刻を付けます。「00:15〜00:23の、商品を使う手元が分かる映像」「01:10付近の、説明と実際の作業を交互に見せる流れ」のように記録しましょう。

参考にしたい要素は、次のように分けられます。

  • 構成:何を最初に見せ、どの順番で説明するか

  • 撮り方:全体と細部のどちらを見せるか、どの動きを捉えるか

  • 色・光:落ち着いた印象か、明るく軽やかな印象か

  • 音:声を中心にするか、作業音や音楽を印象に残すか

  • 文字:説明量、表示する位置、読みやすさ

一つの動画にすべてを求めなくても構いません。ただし、複数の参考動画を送るときは、どの要素をどれから取り入れたいかを明示します。

「おしゃれ」「高級感」を具体的な希望に置き換える

印象を表す言葉は、会話のきっかけとして便利です。そのまま完成形の条件にせず、どの表現からそう感じたかを添えてみましょう。

以下は、架空の商品紹介動画を想定した要望の例です。

「高級感のある動画にしたい」の伝え方

「参考動画の00:08〜00:18のように、商品の素材や仕上げをじっくり見せたいです。購入を検討している人に、細部の丁寧さを伝えることを優先します。暗い背景そのものを指定する意図はありません」

これなら、暗い背景を使うことと、商品の丁寧な作りを伝えることを分けて検討できます。参考と撮影環境が異なっても、目的に合う方法を相談しやすくなります。

「親しみやすい会社紹介にしたい」の伝え方

「社員が会話しながら作業する場面を参考にしたいです。仕事中の関わりが伝わることを大切にし、全員がカメラに向かって話す構成にはこだわりません」

希望がまだ曖昧なら、「近いと感じる点」と「避けたい点」を一つずつ書くだけでも構いません。「にぎやかな音楽は近いが、場面が頻繁に切り替わる構成は避けたい」という共有もできます。

参考イメージと、撮影できる条件を並べて共有する

参考映像の印象は、場所・出演者・小道具・撮影方法・編集などの組み合わせで作られています。URLだけから自社で必要な準備や費用を判断せず、実際に用意できる条件を添えて相談しましょう。

例えば、参考では広い店舗を使っていても、自社では営業時間外に一角だけを撮れる場合があります。その条件で、全景を見せるよりも接客の手元や商品を中心にする案を検討できます。

打ち合わせでは、次の三つに分けておくと整理しやすくなります。

  • 必ず伝えたい内容:商品の使い方、社員の仕事、店舗の特徴など

  • 希望する表現:ゆっくり見せる、会話を中心にする、作業音を聞かせるなど

  • 相談したい条件:撮影場所、出演者、準備できる時間、予算、希望する公開時期など

参考映像の音楽やロゴを使いたいという意味なのか、雰囲気だけを伝えたいのかも区別します。実際に使う素材は、制作担当者と別途確認してください。

そのまま使える参考イメージの共有テンプレート

資料を立派に作り込む必要はありません。メールや共有文書に、次の項目をまとめるところから始められます。決まっていない欄は「未定」「相談したい」としておきましょう。

  • 動画の用途・掲載先:

  • 見てもらいたい相手:

  • 見た後に理解してほしいこと:

  • 全体の参考動画のURL・作品名:

  • 参考にしたい場面の時刻:

  • その場面の何を参考にしたいか:

  • そうしたい理由:

  • 参考にしなくてよい点・避けたい表現:

  • 自社で用意できる場所・出演者・商品:

  • 必須の条件と、制作側に提案してほしい点:

複数人から候補が出た場合は、担当者ごとに別々のURLを送る前に、優先する方向性をそろえます。意見が分かれる場合も、全員の好みを足し合わせるのではなく、誰に何を伝える動画なのかを判断基準にしましょう。

Tttealの実績を見るときも、気になる要素を書き出す

Tttealの宮島御砂焼 窯元 対厳堂様「RE:Oプロジェクト」PVは、再生素材のプロジェクトを紹介する映像です。実績ページでは、コントラストを活かした色調や、職人の手仕事が紡ぐストーリーについて紹介しています。

このような作例を見るときも、「同じものを作りたい」で止めず、自社では何を見せたいかを書き出してみてください。「商品の仕上げ工程を伝えたい」「作り手の考えを紹介したい」など、自社の題材に置き換えることで、相談の材料になります。

参考動画がまだ見つかっていなくても、用途、伝えたいこと、近づけたい印象の言葉があれば、整理を始められます。参考動画を探すこと自体が目的にならないよう、必要な判断に役立つ範囲で準備しましょう。

広島で映像制作・動画撮影をご検討の方は、希望する用途や参考イメージを添えて、Tttealのお問い合わせフォームからご相談ください。

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